須藤研究室は2018年3月に設立された研究室です。人とセンサ・車両・ロボットが融和するサイバーフィジカル社会の実現を目標として、その基盤となる無線通信技術を研究しています。具体的には、人為的に制御できない自然現象である電波伝搬を地図情報から予測する電波伝搬シミュレーション技術(RadioAI)、送信局から送られてくる電波を電力に変換してセンサがデータ伝送を行うマイクロ波給電型エネルギーフリー通信技術、車両やロボットなど移動体を5GやWiFiを介して遠隔制御するための無線システム介入型遠隔操作支援技術など、次世代に向けて必要不可欠な技術の開発を進めています。

進行中のプロジェクト(代表)

  • KDDI財団・調査助成、 安定した遠隔臨場感のための体感品質制御、2020年4月-2023年3月
  • 科研費・若手研究、 ユーザ参加型センシングを用いた体感品質学習による知的異種無線統合システム、2019年4月-2022年3月

研究プロジェクト(分担、研究員)

  • 総務省受託研究、異システム間の周波数共用技術の高度化に関する研究開発、2019年10月-2021年3月
  • 科研費・国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))、 学習に基づく多次元無線環境認識によるスマートスペクトラム、2018年10月-2022年3月

企業との共同研究

  • TIS株式会社、多階層XR無線ネットワークの構築に向けた低遅延コンテンツ配信に関する研究、2021年度

RESEARCH TOPIC

2021-04-05T19:53:30+09:00

RadioAI – 電波伝搬シミュレーション技術

3次元地図を電波マップ(空間的な電波強度分布)に変換する深層生成モデルを開発しています。推定したいエリアの3次元地図を用意するだけで、電波観測無しに高精度な電波マップを取得することが可能となり、ローカル5Gなど自営無線システム構築のコストを大幅に削減します。

2021-07-06T09:08:19+09:00

マイクロ波給電型エネルギーフリー通信技術

送信局がデータ伝送に用いている電波をセンサの給電に利用するマイクロ波給電技術の高度化を目指しています。統計的な通信品質からタイムスロット長を決定するプロトコルを設計し、センサの稼働時間を大幅に増加できることを検証しています。外部給電、バッテリ交換不要のセンサ端末実現に大きく寄与できることが期待できます。

2021-07-05T20:12:05+09:00

無線システム介入型遠隔操作支援技術

自律走行者やロボットを超低遅延で遠隔操作するための映像伝送方式、通信方式を開発しています。電波マップを活用した空間的な通信品質変動の推定値を基に映像伝送方式を切り替えることで、環境変動にロバストな映像伝送が可能となります。